インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場
◆講演日:7月22日(月) 19:00〜
場:大阪工業大学 梅田キャンパス(OIT梅田タワー)
当講演会は講演90分、質疑応答30分を予定しています。

 〜歴史文化都市から防災・減災を考える〜
大窪 健之 (おおくぼ たけゆき)氏
立命館大学 理工学部教授 歴史都市防災研究所所長

【テーマ】
『災害から文化遺産と地域を守る減災の知恵』

【要 旨】
昨年度は地震、台風、豪雨など、日本全国がこれまでに類を見ない災害に見舞われた。命を守る対策はもちろん、これまで築き上げてきた歴史・文化を守ることも大きな課題の一つである。今回ご登壇いただく大窪氏は、歴史的文化遺産が多数存在する京都を拠点に「歴史都市の価値保全」と「都市の防災計画」の間の複合領域「歴史防災まちづくり」の研究を進められており、安全で美しい、都市や地域を設計することを目指しておられる。過去の減災の知恵から学ぶことで現代と将来の災害安全に活かす、我々が取りえる防災対策の一助になるべく、今回は同氏よりご講話いただく。

経歴 立命館大学理工学部・教授、歴史都市防災研究所・所長、博士(工学)京都大学、一級建築士。専門は文化遺産防災学、歴史都市の防災計画、建築設計。1993年に京都大学大学院工学研究科修士課程を修了。京都大学助手、同准教授を経て、2008年より現職。グローバルCOEプログラム拠点リーダーも担当。伝統的空間や風土特性を活かした歴史都市の防災まちづくり研究に取り組む一方、建築や地域設計等のプロジェクトを通じて実社会への貢献を目指す。
著書 文化遺産防災学「ことはじめ」篇 (共著、アドスリー)
歴史に学ぶ減災の知恵 (単著・2013年度不動産協会賞受賞、学芸出版社)
など