インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場
◆講演日:11月18日(月) 19:00〜
 世界で戦ったトップアスリートが撰壇塾に登壇!!

為末 大 ためすえ だい)氏
元プロ陸上選手

【テーマ】
「Hurdleを越える」〜「侍ハードラー」の生き様からビジネスパーソンが学ぶべきこと〜

【要 旨】
400mハードルの競技特性上、決して恵まれた身体とは言えない同氏は、世界陸上選手権2大会で銅メダルを獲得する快挙を達成。オリンピックにも3大会連続で出場し「侍ハードラー」の異名を持つ。競技外でも、東京・丸の内の公道を封鎖、陸上競技のPR、普及を図った「東京ストリート陸上」での活躍が記憶に新しい。これら好成績と活躍の背景には、コーチに頼らない卓越したセルフマネジメント力があることを見逃せない。当講演では、常に自身の頭で考えながら成長を遂げてきた陸上生活を通して得たことを、現在のビジネスにおいていかに応用しているか、今後のご自身の展望も交えてお話いただく。

Introduction 『侍ハードラー』の異名で知られ、未だに破られていない男子400mハードルの日本記録保持者(2001年エドモントン世界選手権 47秒89)である。
2001年エドモントン世界選手権で、男子400mハードル日本人初となる銅メダルを獲得。さらに、2005年ヘルシンキ世界選手権で初めて日本人が世界大会トラック種目で2度メダルを獲得するという快挙を達成。オリンピックはシドニー、アテネ、北京の3大会に出場。
2003年に大阪ガスを退社し、賞金で生活するプロに転向。2008年北京五輪後は、その進退に注目が集まったが、「ボロボロになっても行けるところまで行ってみようと決断した」と、現役続行を発表。膝の怪我に苦しみながらも、2009年に米国サンディエゴに拠点を移した。2012年6月、大阪で行われた日本陸上競技選手権大会を最後に25年間の現役生活に終止符を打った。
2007年東京の丸の内で「東京ストリート陸上」をプロデュース、陸上教室・イベントに多数参加するなど、現役時代から陸上競技の普及に積極的に取り組んできた。
また、2011年より「ひろしま ストリート陸上」を企画し、毎年5月のゴールデンウィークに開催される「フラワーフェスティバル」に合わせ、地元広島で開催している。
2010年、アスリートの社会的自立を支援する「一般社団法人アスリート・ソサエティ」を設立。現在、代表理事を務めている。さらに、2011年、地元広島で自身のランニングクラブ「CHASKI(チャスキ)」を立ち上げ、子どもたちに運動と学習能力をアップする陸上教室も開催している。東日本大震災発生直後、自身の公式サイトを通じて「TEAM JAPAN」を立ち上げ、競技の枠を超えた多くのアスリートに参加を呼びかけるなど、幅広く活動している。
今後は「スポーツを通じて社会に貢献したい」と次なる目標に向かってスタートを切る。
生年月日 1978年5月3日
身長/体重 170cm/66kg
出身地 広島県
オフィシャルHP http://tamesue.jp/
スポンサー 株式会社ナイキジャパン
CM出演 ロッテ「ZEUS」 (2013.1〜4)
競技歴
2000年シドニーオリンピック400mハードル予選落ち
2001年世界陸上エドモントン 400mハードル銅メダル
2004年アテネオリンピック400mハードル準決勝進出
2005年日本選手権400mハードル1位(5連覇)
世界陸上ヘルシンキ 400mハードル銅メダル
2007年世界選手権400mハードル予選落ち
2008年北京オリンピック400mハードル予選落ち
2012年日本選手権を最後に現役引退
世界ランキング/IAAF 400mハードル 自己最高 5位 (2005年)
執筆活動 2007年5月17日 「日本人の足を速くする」 (新潮社)
2012年7月 「走る哲学」 (扶桑社新書)
2012年7月〜8月 「為末大学 オリンピックを考える」 (日刊スポーツ 連載)
2012年10月〜 「為末大学ニッカンキャンパス」 (日刊スポーツ連載)
2012年11月 「走りながら考える」 (ダイヤモンド社)
2013年 3月 「禅とハードル」 (サンガ)
2013年 4月 「子供の足をすぐに速くする!」 (扶桑社)
2013年 4月 「負けを生かす技術」 (朝日新聞出版)
2013年 5月 「遊ぶが勝ち」 (中公新書ラクレ)
2013年 5月 「諦める力」 (プレジデント社)