インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場
◆講演日:2012年6月26日(火) 18:30〜
 「気づかい」は日本の文化

●上田 比呂志 (うえだ ひろし)氏
大人の寺子屋 縁かいな 主宰

【テーマ】
『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』〜料亭と三越とディズニーで学んできたこと〜

【要 旨】
料亭で生まれ育ち、三越で長年働き、フロリダのディズニーでも働いた上田氏が日本と世界を見てきた結果「日本にはディズニーにも超えられなかったものがある」とわかったものがあった。それは「日本人にしかできない気づかい」である。「気づかい」は文化的なものであり、日本に触れたことのない外国人には感覚がわかりづらく、その感覚が気づかいの能力を左右するからであると言う。逆に日本に育った者ならば必ずその感覚を備えており、その能力を眠らせることなく、今後に活かすことができる。そこで、「気づかい」とはどういうものかについて同氏よりご講演を頂き、今後、日本人としての強みとして活かしてゆく上での参考にしていただく。

略歴 大正時代から伝わる料亭の小僧として生まれ、幼い頃より実家を手伝い日本文化のDNAを引き継ぐ。
1982年三越入社後、日本橋本店にて主に企画、販促等を経験。その後店舗開発にも携わる。社内研修制度に応募し、全国の三越約12000名の中から11名が選ばれフロリダのウオルトディズニーワールドにてフェローシッププログラムに参加1年間、世界11カ国の人達とディズニーユニバーシティに通い、ディズニーマネジメント(ディズニーウェイ)を学ぶ。
その後日本の三越にてお店づくりや企画を担当する。グアム三越社長兼ティファニーブティック支配人として1年半グアムに勤務を経た後、再びフロリダディズニーワールドエピコットセンターのジャパンパピリオンディレクター(取締役)として赴任。
ショップ、レストラン、カルチャーの三部門の統括責任者として経常利益の向上や約250名の部下(日本人、アメリカ人、ベトナム人)の人材育成に貢献する。
2005年且O越退社、coach21にてコーチングを学び、(財)生涯学習開発財団 認定コーチを取得。講演・研修講師活動を開始。08年大人の心と感性を磨く「大人の寺子屋 縁かいな」を設立。
10年 沖縄縁かいな夢倶楽部設立。料亭のおもてなし、ディズニーウエイをとり入れたコーチングスタイルを確立し、現在は講演、企業研修、パーソナルコーチングを中心に活動。
執筆活動 「日本人にしかできない「気づかい」の習慣」 (クロス・メディアパブリッシング)