インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2010年12月13日(月) 18:30〜※開催時間にご注意ください

●広野 道子 (ひろの みちこ)氏
21LADY  代表取締役社長

【テーマ】
驚異の企業再生に学ぶ!
〜洋菓子のヒロタを早期再建の実際〜

【要 旨】
元々OLだった同氏は、数々のフランチャイズ・ビジネスを支援し、“カフェ・ド・クリエ”の立ち上げにも成功した。その後起業し、2001年10月に経営破綻した老舗「洋菓子のヒロタ」をわずか3年で再生に導いた。その企業再生の実際についてご講話いただき、経営手腕の秘訣に迫る。

講師略歴 1961年3月18日生まれ、血液型O型、京都府出身。本名は藤井道子。関西学院大学卒業後、潟xンチャーリンク、プラザクリエイト、ポッカクリエイト、タリーズコーヒージャパンなどのフランチャイズチェーン企業を経て、2000年3月に21LADY.COM株式会社(現21LADY株式会社)を創業。ライフスタイル産業の投資育成事業を行う。現在子会社にシュークリームの「蒲m菓子のヒロタ」、北欧家具・雑貨・キッチン用品販売を行うILLUMSの「潟Cルムスジャパン」などを持つ。
事業内容 「衣・食・住・職・遊・学」にかかわるライフスタイル産業分野において、女性とその家族の日常生活を豊かにするブランド価値の高い企業の再生に取り組んでいる。消費者のニーズに合った、高い成長余力を秘める企業を発掘し投資育成を実施している。消費者としての女性の視点を活かした選別・育成と人財の活用、特に女性がマネジメントで活躍できる機会を拡大し提供してきた。
会社沿革 2000年3月 21LADY.COM株式会社を東京都千代田区に設立
2000年6月 女性のライフスタイルを提案するWEBサイト“21LADY.COM”を立ち上げる
2001年8月 1アイテムのシュークリームショップ「CHOUFACTORY」の営業権を取得、フランチャイズ本部として株式会社リテイルネット(2007年蒲m菓子のヒロタと合併)を子会社化
2002年6月 株式会社洋菓子のヒロタ(現連結子会社)を100%子会社化
社名を21LADY(トウェニーワンレイディ)株式会社に変更
2002年12月 英国式パブ「HUB」を展開する株式会社ハブ(現持分法適用関連会社)の株式24.95%を株式会社ダイエーより取得、株式会社加ト吉と共同出資し関連会社化
(2009年9月ポートフォリオ見直しの一環として所有全株式売却)
2003年1月 社名を21LADY株式会社(英文表記)に変更
2004年10月 名古屋証券取引所セントレックスへ上場
2005年7月 株式会社洋菓子のヒロタ民事再生手続終結決定
2006年7月 新規子会社 株式会社インキュベーション取締役就任
(2010年3月ポートフォリオ見直しの一環として所有全株式売却)
2006年12月 新規子会社雷門TP株式会社取締役に就任
2007年2月 同社代表取締役社長就任
2010年3月 新規子会社 株式会社イルムスジャパン代表取締役社長就任
最近の著書

『ダイエーを私に売ってください。』 (徳間書店)
『「フツーのOL」の私が、社長になった理由』 (WAC出版)

●受講生の声(当日のアンケートより)

同じブランドと同じ人でも戦略や配置転換によってどん底の状態から再生することができるということに驚きました。(20代・女性)

現在どこの企業も厳しい経営状況の中で、再生を進めたことのヒントを沢山いただき、背中を押された気持ちになりました。ありがとうございました。(40代・女性)

消費者の目線に立って展開していく = 女性が中心となって商品・企画展開、大変納得しました。勤務先は小売業ですが、商品企画は男性ばかり、料理も出来ない、もちろん自分で買い物をしない人ばかりです。人員の配置転換は難しいけれど、提案していきたいと思います。(20代・小売業・女性)

活きた経営の話がとても参考になりました。消費者目線で色々見ていこうと思います。ありがとうございました。(化学品メーカー・事務職・女性)

ヒロタの再生のお話は、現状私の勤めている工場が直面している課題と共通しているところが多く、とても参考になりました。とても貴重なお話ありがとうございました。(商品開発・40代・女性)

司会の方も言われていましたが、私も長所を伸ばすという事が、とても心に残りました。(男性)

ビジネス・経済の再生にかける思いが伝わってきました。(40代・男性)