インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2010年7月6日(火)18:30〜※開催時間にご注意ください
 売上ノルマ廃止で注目を集める好業績企業に学ぶ!

●二神 軍平(ふたがみ ぐんぺい)氏
ユニ・チャームペットケア(株) 代表取締役

【テーマ】
売上ノルマから行動へ
〜不況下で高成長を続けるユニ・チャームSAPS経営〜

【要 旨】
営業員がノルマに追われ疲弊していた、ペット用品メーカーのユニ・チャームペットケア。親会社から同社社長に着任した同氏は、その事態を会社存続の危機と考え、売上ノルマを廃止し、“行動基準”を導入するなどの大胆な改革を行い、赤字だった同社を3年で上場させ、5年後にはペット業界第一位に導いた。その経営改革成功の背景には、ユニ・チャーム創業者・高原慶一朗氏の哲学を経営モデル化とし、同社で推進している、「正しい思考と行動が高業績と達成感」を生む「SAPS経営」がある。当講演では、二神氏がいかにして“社員全員が一体感を持って成果と達成感を生む組織”を創り上げてきたかなどについて、経営改革と組織マネジメントの観点から、その実例を紹介いただく。

当日の出席者に限り、二神氏著「ユニ・チャーム SAPS経営の原点―創業者高原慶一朗の経営哲学」を進呈します。
※当日欠席の方、ビデオ補講(フリーパスメンバー特典)の方への著書進呈はありません。
講師略歴 1968年3月  松山商科大学経営学部卒業
          4月  ユニ・チャーム株式会社入社
1981年3月  BP営業部長(紙オムツプロジェクト)
1982年3月  マーケティング部長
1985年9月  事業開発室長
         12月  取締役就任
1986年4月  初代ペット事業部長就任
1987年9月  営業本部副本部長 兼 大阪支店長
1990年4月  マーケティング本部長
1991年6月  常務取締役就任
1994年4月  常務取締役国際本部長
1998年4月  常務取締役(営業本部・生産本部
                   ロジスティックス本部・国際本部担当)
1999年7月  常務取締役(営業本部・生産本部
                   ロジスティックス本部・情報システム部・
                   国際事業開発室担当)
2001年6月    ユニ・チャームペットケア(株)代表取締役社長(現在)
著書

ユニ・チャーム SAPS経営の原点―創業者高原慶一朗の経営哲学(ダイヤモンド社)

ユニ・チャームペットケア(株)ホームページ http://www.uc-petcare.co.jp/

●受講生の声(当日のアンケートより)

「著書と同様わかりやすく、経済人、経営者としての哲学が大変良かったです。その哲学を実務で実践していて、刺激を受けました。」(60代・紙パルプ・社長・男性)

「組織全体のスピードをいかにあげるかが大切だと痛感しました。社員間同士が酒の場を通じて触れ合う回数が大事だとして、行動の仕組みに入れている点は大きな強みだと感じました。」(40代・情報サービス・営業・男性)

「会社のイメージ図(幌馬車のイラスト)は、大変参考になりました。」(男性)

「“みんなができる”行動基準を定め、“行動”を重要視されているというお話が大変興味深かったです。野球で例えると“3割打者”を目指すのではなく、“素振り100回”を目標にするという目標設定の方法は、仕事においてもプライベートにおいても活用していきたいと感じました。ありがとうございました。」(30代・小売業・マーケティング・女性)

「販売目標をやめて、行動基準を明確化・平準化することが徹底できていることが大変参考になりました。」(流通・営業・女性)

「著書を拝読して自分なりに日別計画等を行動目標で立案するようにし始め、試行錯誤しています。今日のお話をお伺いして“腑に落ちるまディスカッションする”という言葉が一番印象に残っています。明日からの行動に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。」(30代・流通・SE・女性)

「100m競走のボルト選手に勝てるような経営理論に多大なるうなずきが起きました。ユニ・チャームペットケア社は、相手のことをいたわり、気遣いをするコミュニケーションのよくとれている会社だと感じました。皆が同じベクトルで進む原動力 (行動基準)をかいまみた気がしました。」(女性)

「非常にわかりやすく、短い時間ではありましたが、腑に落ちるお話ばかりでした。自分自身の仕事(行動基準)の進め方、考え方について見直していきたいと強く感じました。」(女性)