インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2009年7月14日(火)19:00〜
 人を夢中にさせる“ゲームニクス理論”、その提唱者が自ら語る!

●サイトウ・アキヒロ(さいとう あきひろ)氏
合同会社1Gプロジェクト 次世代UI研究所 ゲームニクス研究室室長
立命館大学 映像学部 教授

【テーマ】
任天堂ヒット商品の秘密と法則
〜人を夢中にさせる“ゲームニクス理論”と“おもてなし”の文化〜

【要 旨】
ヒット商品を続出させ、不況下でも業績好調の任天堂。日本発の産業を生み出したとも言える同社は同業他社とは比較にならない程、世界中で圧倒的な支持を得ている。それでは果たしてそれらの商品はどのような商品開発思想の下に誕生してきたのだろうか。当講演では、ファミコン黎明期から20年以上にも亘って任天堂をはじめとするゲームディレクションに携ってきた同氏から、日本の強みとも言える“おもてなし文化”との関連にも触れながら、すでに他業界でも応用・実践されている“ゲームニクス理論”について紹介いただく。
 

講師略歴

立命館大学映像学部教授。

現任天堂社長の岩田聡プロデュースのもと、20年以上にもわたってファミコン黎明期から任天堂や他の数多くのゲームディレクションに携る。

現在は、ゲーム開発におけるインターフェイスのノウハウである「ゲームニクス理論」を提唱し、アジア芸術学会、東京大学日本デジタルゲーム学会、香港ゲーム博等の各種講演も多数おこなうとともに、家電や教育分野においてゲームニクスの応用を実践している。ゲームニクスメソッドはアメリカのインターフェイス書籍でも紹介されている。
 

著書

ニンテンドーDSが売れる理由―ゲームニクスでインターフェースが変わる(秀和システム)  
ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書)(幻冬舎)
 

●受講生の声(当日のアンケートより)

「“ゲームニクス理論”という聞き慣れない言葉でしたが、インターフェースを大切にしたシンプルな、日本のおもてなし文化にも関係しているという ことに“なるほど!”と納得させられた内容でした。任天堂のDSやWiiが何故ここまで受け入れられたのか良く分かりました。」(40代・通信・マーケティング企画・男性)

「私も仕事上 、ものづくりに関わっているので今日のお話しは非常に役に立ちました。お客様本位の“もてなしの心”や“ワクワク感”を考えたものづくりができる技術者になれるよう頑張っていこうと思いました。」(20代・研究・開発・男性)

「“ゲームニクス”という考え方について、わかりやすく解説いただき、非常に興味深いお話でした。“さりげないもてなし”を体系化してまとめられたことに驚きを感じました。 初めて聞く言葉でしたが、今後書籍などを読ませていただいてぜひ参考にしたいと思います。」(30代・小売業・マーケティング・女性)

「“ゲームニクス理論”が日本文化に根ざしたというのは驚きでした。含蓄豊かで刺激を受けました。ありがとうございました。」(40代・物流・事務・女性)

「普段は全くゲームはしないのですが、大変面白く拝聴しました。“ゲームニクス”の考え方は、企業の管理業務にも応用できると思います。ご著書も是非読ませて頂きます。Wiiも欲しくなってきました!」(男性)

「全くなじみのない世界の話で、とても刺激になりました。“ゲームニクス”の文化的背景からビジネスへの応用まで、とても興味深いお話でした。」(40代・ メーカー・営業職・男性)

「ゲームに日本独特の文化が根付いていることを知って驚きました。他業界にも大変参考になるお話だったと思います。」(男性)