●秋草　孝（あきくさ　たかし） 氏
大阪成蹊大学　芸術学部　教授
元（株）電通　クリエーティブディレクター

【テーマ】
見えるアイデア
〜ヴィジュアル・コミュニケーション・トレーニング〜

【要　旨】
電通のクリエーティブディレクターとして、広告のクリエーティブ作業を手がけ、多くのクライアントを担当してきた同氏。｢日本では、アイデア段階における教育が極めて不足している｣と警鐘を鳴らし、考えるトレーニングが必要と訴えている。それでは果たして、そもそもアイデアとはどういう性質のもので、どのようにすればアイデアは生まれるのであろうか？当講演では、“くるりんぱ”から“百案出し”まで、脳を柔らかくする身近なアイデア・トレーニングも交えながら、いかにしてヴィジュアル・コミュニケーション力を磨くべきかについて紹介いただく。
　

1943年東京都生まれ

1969年３月　日本大学芸術学部美術学科ヴィジュアル・コミュニケーション専攻卒業

1969年４月　（株）電通入社　アートディレクターとしてクリエーティブ局配属

1991年４月　クリエーティブ制作局アート部長

1993年４月　第３クリエーティブ局クリエーティブディレクター、兼CR能力開発部長

1997年４月　第３クリエーティブ局次長、シニアクリエーティブディレクター、兼ＣＲ能力開発局次長

1999年４月　広報室次長、兼企業文化部長、兼電通ギャラリー館長

同年４月　　日本大学芸術学部デザイン科非常勤講師（2003年３月まで）

2002年10月　（株）電通退社

2003年１月　金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻 教授就任

2005年４月〜2007年３月まで企画担当評議委員

2008年３月　同大学退任

2008年４月　大阪成蹊大学芸術学部情報デザイン学科 教授就任
　　　　　　　　現在に至る
　

見えるアイデア ヴィジュアル・コミュニケーション・トレーニング塾（毎日新聞社）

●受講生の声(当日のアンケートより)

「アイデアは“人々の喜びをつくること”という言葉がとてもよかったです」（40代・メーカー・企画・女性）

「何事もアイデアを出す為にはトレーニングが必要、また常識にとらわれず、様々な角度から物事を見ることの必要性を改めて感じました。ありがとうございました」（女性）

「目からウロコの話に引き込まれました。脳を活性化させる努力を怠らないようにしたいと思います」（40代・通信・マーケティング・男性）

「“苦手意識がアイデアを妨げる”という言葉にドキッとしました。既成概念や常識を疑い、人々に喜んでもらおうという前向きな意思がアイデアに結び付くという点に感銘を受けました」（30代・金融サービス業・企画職・女性）

「これが正しい、こうでないといけない、と自分で考えの幅や広さを決めがちになっていましたが、本日の秋草先生のお話を聞き、バカバカしい事からのひらめきが、喜びや楽しみにつながることに改めて気付きました。少し方に入った力を抜いて、明日から頑張ろうと思います。ありがとうございました」（30代・女性）

「全体を通して満足するものである。講師の選出の基準のようなものがあればお教え願いたい」(会社員・男性)

「毎回多くの方が熱心に聴いていることが撰壇塾の質の高い内容の表れだと思います。これからも幅広い内容の講演を期待しています」(男性)