インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2008年12月3日(水) 18:30〜 
 「社員は悪くありませんから・・・」で脚光を浴びた、山一證券最後の社長が実体験を語る!

●野澤 正平のざわ しょうへい) 氏
日産センチュリー証券(株)代表取締役社長
山一證券(株)代表取締役社長

【テーマ】
営業マン、経営者としての我が人生
〜人と人とのつながりの大切さと人材育成の本質〜


【要 旨】

国立大卒の大蔵省担当経験者しか社長になれなかった当時の山一證券で、私立大卒の一営業社員から社長に上り詰めた同氏。しかし2600億円にも上る簿外債務“飛ばし”のことを知らされたのは社長就任後のことであった。外資との提携や規模縮小等で会社存続を図るものの、株価下落、銀行支援の打ち切りにより、1997年に向けて営業休止を余儀なくされた。「社員は悪くありませんから!」と男泣きしながら、社員をかばう会見が、テレビ等で幾度も報道され話題となった。当講演では、激動の半生から得られた経験談を交えながら、人と人とのつながりの大切さや、人材育成の本質について伺う。

 

講師略歴

長野県出身 (1938年生)
1964年3月 法政大学経済学部卒業
1964年4月 山一證券(株)入社
同年 11月 九条支店配属(個人営業)
1965年4月 統合により野田阪神支店配属(個人営業)
1970年11月 亀戸支店(個人営業)
1972年2月 事業法人本部(法人営業)
1982年2月 平塚支店営業次長
1984年2月 札幌支店副支店長
1986年2月 新宿駅西口支店長
1987年7月 営業企画部付部長
1988年8月 営業開発部長
1989年5月 金融法人本部第二部長
1990年6月 取締役金融法人本部副本部長
1992年4月 取締役東京本部長
1994年4月 常務取締役名古屋支店長
1996年4月 専務取締役名古屋支店長
1996年8月 専務取締役大阪店長
1997年8月 代表取締役社長 就任
1999年6月 代表取締役社長 退任
2004年4月 センチュリー証券(株)特別顧問 就任
2004年6月 センチュリー証券(株)代表取締役社長 就任
2006年6月 日産証券(株)とセンチュリー証券(株)との統合で、日産センチュリー証券(株)となる。代表取締役社長 就任、現在に至る
 

参考図書

会社がなぜ消滅したか―山一証券役員たちの背信(読売新聞社会部)

日産センチュリー証券(株)ホームページ

http://www.nc-sec.co.jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「ものすごい営業の工夫、知恵、一貫してお客さまに喜んでいただく姿勢に感動しました」(女性)

「飾らない語り口でこれまでの体験談を伺うことができ、イメージ通りの方だと改めて実感しました。特に営業としての姿勢や、接待での心がけが興味深かったです」(30代・金融・企画・男性)

「ハングリー精神と人の心をつかむ術、そして信頼関係という講師のお話が大変印象に残りました」(50代・建設業・財務・男性)

「いつの時代もおもてなしの気持ち、相手を思いやる気持ち、強い信念が大切だと再確認しました。これは営業以外の職にもあてはまるのではないでしょうか。大変ためになりました」(30代・サービス・営業職・女性)

今までで最高に良いお話を伺いました。本当に心に沁みるお話で、実践された中からのお言葉に感銘致しました。ありがとうございました」(50代・アパレル・人事系・男性)

「生きていく為の考えを教えて頂きました」(30代・製薬・営業職・男性)

「苦難の道を歩んだ野澤氏のお話は説得力がありました。営業の基本を改めて教えられた感がします」(60代・コンサルタント・代表・男性)