インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2008年1月31日(木)
自転車世界一周を果たした経験から得たものとは?

●坂本 達( さかもと たつ) 氏
自転車で世界を駆けめぐる会社員
(株)ミキハウス 人事部採用課
早稲田大学客員教員

【テーマ】
夢の実現〜自分の可能性への挑戦〜

【要 旨】

同社に入社したのは「夢を持って仕事をしたかったから」という同氏。自分にできることを考え抜き、出した結論は仕事とは無関係の「自転車による世界一周」。世界一周を実現するために3年にわたり社長に手紙を書き続けたが、何の回答もなかった。会社を辞める決心をして社長に手紙を書いたところ、「好きなだけ行ってこい。給料も出したる」と有給扱いでの世界一周に送り出してもらえることとなる。当講演では、4年3ヶ月かけて43の国と地域を自転車で走破し、未知の土地で生死をさまよう風土病や困難の連続を乗り越え、帰国後は技術もネットワークも予算も一切ないにもかかわらず、命を救ってくれたギニアの恩人たちに恩返しの井戸を掘るなど、会社勤めをしながら自分を信じ、自分の可能性に挑戦することについて伺う。
 

講師略歴

1968年     東京都生まれ
7歳〜11歳    父親の仕事の関係でフランスに暮らす
1992年     早稲田大学政治経済学部卒業、(株)ミキハウスに入社
1995年9月〜1999年12月 4年3ヶ月で自転車世界一周、43ヶ国55,000キロ走破
2000年1月   (株)ミキハウス人事採用担当に復職
2001年1月   自転車世界一周の体験を綴ったフォトエッセイ「やった。」発刊
2002年5月〜12月  自転車で日本を縦断する「夢の掛け橋プロジェクト」
2003年9月   毎日放送「月極ラジオMBS」パーソナリティー
2004年      内閣府 第31回「東南アジア青年の船」ナショナルリーダーで参加
2005年4月   「やった。」が全国の高校英語の教科書に(増進堂受験研究社)
2005年5月   愛・地球博 市民プロジェクト「地球を愛する100人」に出演
2005年6月   西アフリカ・ギニア共和国に恩返しプロジェクトの井戸が完成!
2005年7月   毎日放送「月極ラジオMBS」パーソナリティー 復活!
2005年10月   内閣府「 21世紀ルネッサンス青年リーダー招へい」事業アドバイザー
2005年11月   JICA国際協力機構「国際協力フォトコンテスト」理事長賞受賞
2006年4月   「ほった。」(三起商行)発刊!&「やった。」(幻冬舎文庫)発刊!
2006年4月   早稲田大学客員教員 (「地球体験から学ぶ異文化理解」担当)
2006年6月   「やった。」 第12刷発刊!
2006年10月   「関西・こころの賞」受賞(毎年奉仕活動、スポーツ、芸術等で活躍した人を表彰)
2007年4月   NHKハイビジョン特集「地球と出会う 体感!エコツアー」にメインキャストで出演

現在、勤務のかたわら講演活動を続け、著書の印税でお世話になったアフリカの村などに井戸や診療所建設などを実行中。日本青年国際交流機構(IYEO)会員。
 

著書 「やった。」―4年3カ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男 (三起商行)
「ほった。」―4年3カ月も有給休暇をもらって自転車で世界一周し、今度はアフリカにみんなで井戸を掘っちゃった男 (三起商行)
「やった。」―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男 (幻冬舎文庫)
坂本達オフィシャルサイト http://www.mikihouse.co.jp/tatsu
(株)ミキハウス
ホームページ
http://www.mikihouse.co.jp/jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「自分が今何をしたらいいのか迷っている中で、身近なことから始められるキッカケを見つけました」(女性)

「思いを持ち続けることの大切さを知ることができました。“あいさつ”“感謝”の大切さもよくわかりました。実践するようにしたいと思います」(30代・商社・男性)

「私は学生で、将来というものを考えている一人なのですが、坂本さんのような尊敬できる人のもとで働きたいと考えました。ありがとうございました」(20代・学生・男性)

「私も坂本達先生と同じく人事・採用・教育を担当する者として、人を元気にするには、自分が元気に、自分なりの方法で “夢を追う姿を見せること”というメッセージをいただきました。ありがとうございました。3つの約束、私も実行します。周りにも伝えます」(40代・素材メーカー・人事担当・女性)

「とても感動的なお話でした。あいさつ、感謝する、個性を生かす、シンプルですが大事なことだと感じました」(40代・食品メーカー・営業職・男性)

「“自分の持っているものを生かす”というお話が特に印象に残りました。ないものを不満に思うのではなく、あるものに感謝しながら経験を積めば、そのうちに自分なりの『役割』が見つかるように思います。今日は本当にお話を聞いて勇気づけられました。ありがとうございます」(女性)

「当たり前のことを分かっていてもなかなか実行できませんが、感謝の気持ちを大事にしたいと思います。撰壇塾に参加させてくれた会社にまず感謝します」(20代・マーケティング・事務職・女性)