インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2008年1月16日(水) 19:00〜 
 デザイン経営が日本企業に新たな可能性をもたらす!

●矢崎 和彦( やざき かずひこ) 氏
(株)フェリシモ 代表取締役社長 

【テーマ】
クールジャパンの時代〜日本企業の新たな可能性〜

【要 旨】

企業理念、経営哲学の中心にデザインを置く、いわゆるデザイン経営を重視する企業が注目を集めている。一貫したデザインコンセプトを展開し差別化を実現できれば、その競争力が高まりブランドバリューの創造が可能となる一方、革新的なデザインは、モノやブランドだけにとどまらず、社会を進化させることにもつながっていく。当講演では、独自のビジネスモデルと優れたデザイン力で、オリジナル商品を次々と開発する(株)フェリシモ 矢崎社長に、デザイン経営が日本企業にもたらす新たな可能性と、経営戦略としてデザインをマネジメントする必要性ついてご講話いただく。

講師略歴

1978年4月 (株)ハイセンス(現(株)フェリシモ)入社

1984年4月 同社 常務取締役マーケティング本部長就任

1985年4月 同社 専務取締役就任

1986年4月 同社 取締役副社長就任

1987年4月 同社 代表取締役社長就任

学歴 1978年3月 学習院大学経済学部卒業
2005年3月 神戸大学大学院経営学研究科修了MBA取得
その他役職 (社)日本通信販売協会 常任理事
神戸商工会議所 一号議員
神戸経済同友会 代表幹事
フェリシモホームページ http://www.felissimo.co.jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「『文化的な商品』を生みだすことにフェリシモの顧客が賛同したというお話が印象的でした。フェリシモと顧客の関係が、単なる“モノ”を売買する関係ではなく、信頼に基づいた関係であるように思いました」(女性)

「『ともにしあわせになるしあわせ』ということばが印象的でした。経営理念と顧客価値が一致するというのは、本当に素晴らしいことだと思います。本当に独創的だと思いました」(30代・食品メーカー・事務職・男性)

「“クールジャパン”と“フェリシモ”と“しあわせ”と“デザイン”はつながりが、無いようで、なぜかつながっている。おもしろい!企業と事業のしあわせなものの見方が新鮮でした」(40代・情報サービス・SE・男性)

「自分の行動において“何に重きを置くか”を改めて考えさせられる内容でした」(20代・IT・営業職・男性)

「個性・独創性の重要性・可能性がフェリシモさんで具現化されていることに感銘を受けました。理念をしっかり持っておられること、社員の皆さんに理念が 行きわたっていることは、私の今の環境と比較すると、とても羨ましく感じました」(30代・IT・マーケティング・女性)

「デザインを企業の意図と捉える考えには共鳴を覚えました。『経営品質』で云う“企業のありたい姿(トップの想い)”を重ね合せて聴講させていただきました。大変すばらしい経営を実践されている姿がよく解りました」(60代・経営コンサルタント・男性)

「フェリシモは昔からのファンで、“会社の理念”“企画力”にほれて、モノがあふれる世の中ですが、応援する気分で購入しています。これからも企画力のあるスタッフと共に、バランスのある経営でがんばってください」(女性)