インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2008年1月22日(火) 19: 00〜 
 経営変革を起こすための基礎知識を学ぶ!

●坂本 清( さかもと きよし) 氏
宝塚造形芸術大学専門職大学院 デザイン経営研究科教授

【テーマ】
MBAベーシック講座
〜生産システムの進化と経営デザイン革命〜

【要 旨】

21世紀の企業経営には、20世紀末葉から始まった市場革命(グローバリゼーション)、情報革命(IT革命)、環境革命という3つの潮流に対応して、これらを戦略環境とする統合的な経営デザイン革命が求められている。それは製品開発のみでなく、人事や製造、マーケティングなどの経営全般のデザイン革命を指向するものである。当講演では、生産システム(生産と消費の組織体制)の進化という視角から、21世紀企業の経営デザイン革命の意義と内容について展望し、専門職としてのMBAホルダーがこの経営デザイン革命のリーダーになるための基本認識について紹介いただく。

講師略歴

1941年12月 大阪市生まれ

早稲田大学大学院商学研究科博士課程
労務管理論、生産管理論専攻
和光大学経済学部教授

大阪市立大学大学院経営学研究科教授を経て
大阪市立大学名誉教授

現在 宝塚造形芸術大学専門職大学院デザイン経営研究科教授
日本経営学会常任理事(1995年〜2001年)
工業経営研究学会理事(2001年〜2006年、現在監事)
アジア経営学会理事(2003年〜現在)

著書 「日本企業の生産システム」(中央経済社、1998年)
「現代生産システム論」(共著:ミネルヴァ書房、2000年)
「日本企業の生産システム革新」(ミネルヴァ書房、2005年)
宝塚造形芸術大学
ホームページ
http://www.takara-univ.ac.jp/index1.html
 


●受講生の声(当日のアンケートより)

「これまでとは違った広い視野で経営の有り方を考える機会となりました。分かりやすい資料をありがとうございました。感謝!」(40代・会社役員・サービス業・男性)

「大学教授らしく、体系立てた説明で、非常に分かりやすかったです。世界と日本、昔と今、という切り口でよく理解できました」(30代・電機メーカー・人事・男性)

「生産システムの進化の整理した話を聞くことができました。変化が激しく価値観も多様な現代において『企業は何のためにあるのか」という立ち位置を問い質すことは、非常に重要だと思いました」(30代・地方自治体・事務職・女性)

「本日の話を地方自治体経営にどのように活かせるかと考えているところです。ダイレクトにではなくても、考え方は活かせるのではと思っております。坂本先生の熱い語りに感動しました」(40代・地方公務員・男性)

「循環統合型、共生型の経営デザインの重要性を認識しました。相互依存、尊重、発展の基準を具体的に落とし込み経営に活かすことを競争性、社会性、環境性に照らし、実行していこうと思いました」(50代・会社員・人材開発・男性)

「これから先に目指すべき経営の考え方を示していただき、大変参考になりました」(30代・食品メーカー・技術職・男性)

「生産システムの過去から現代に至るまでの歴史を分かりやすく説明いただき、経営学に疎い私も興味深く話を聞くことができました。特にICT化によるデジタル疎外についてのご見解には、団塊の世代とIT世代とにはさまれて日々苦慮している私としては強く共感いたしました」(男性)