インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2007年12月19日(水) 19:00〜
 自主自立型組織はいかにして構築されるのか?

●横田 英毅( よこた ひでき) 氏
ネッツトヨタ南国(株)代表取締役会長

【テーマ】
人が輝く人間性尊重の組織づくり
〜やりがいある職場、考える社員による高いお客様満足〜

【要 旨】

創業以来、一貫してES(従業員満足)を経営の根幹に置き、社員が能力を最大限に発揮しうるESの高い組織を常に目指している同社。上司の命令で動くのではなく、それぞれの社員がその場その場で一番良いと思ったことを社員が自ら考え行動する自主自立型組織によるチームワークが、同社の CS(顧客満足)の源であり強みとなっている。日本全国のトヨタ販売会社の中でお客様満足度ナンバーワンを連続達成し、「日本経営品質賞」も受賞するなど高い評価と注目を集める同社のトップに、人間性尊重の組織づくりについて伺う。

講師略歴

1917年より続く西山グループ(系列企業24社1財団法人、総資本金22.8億円)の資本家の一員として、ネッツトヨタ南国(株)、愛媛トヨタ自動車(株)、西山合名(株)、(株)トヨタレンタリース西四国、四国車体工業(株)などをはじめとする系列企業の代表取締役を務める。

とりわけネッツトヨタ南国では、経営トップとして1980年に同社(当時はトヨタビスタ高知)を設立し、経営における重要テーマと考えた「人材」の問題に取り組むべく、発足からの10年は自ら採用担当として数多くの学生と面談、現在の経営幹部の採用実務に携わった。

以降、同社、同グループにおける人材問題のみならず、高知県産業界の人材にまつわる問題解決にあたるべく、「土佐経済同友会(2000年〜2004年)」「高知県パワーカンパニー会議」「高知県経営品質協議会」などの代表幹事、高知県教育委員会が主導する「土佐の教育改革」委員などを務めながら「人づくり」に関する様々な提言をおこなっている。

1943年 生まれ

1966年 日本大学理工学部卒業

1966年 カリフォルニアシティカレッジ留学(〜1969年6月)

1969年 宇治電化学工業(株)(西山グループ系列)にて8年間勤務

1977年 同グループ系列 四国車体工業(株)にて3年間勤務

1980年 同グループ系列 トヨタビスタ高知(株)(現在のネッツトヨタ南国(株))発足と同時に副社長就任

1987年 同社 代表取締役社長に就任

2007年 同社 代表取締役会長に就任(現在に至る)

ネッツトヨタ南国
ホームページ

http://www.vistanet.co.jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「今回のお話を聴いて、もう一度、1からスタートしようと思いました。私自身仕事に対してとてもやりがいを持っていますが、時に先が不安になってしまう事がありました。考え方一つでほんとに変わるととても感じました」(30代・美容ディーラー・コスメインストラクター・女性)

「人はなぜ仕事をするかがよくわかるお話でした。見失っていたものがわかった気がします」(20代・製造業・CAD.CAM・男性)

「私自身もっと強く、深く『何のため』を考え、言葉にできるようにします。楽しかったです」(30代・美容ディーラー・営業・男性)

「感動しました。心がしびれました。大学二回生の私のこれからの行き方のヒントになりました」(20代・大学生・男性)

「非常に感動した講演でした。人間性尊重に立った経営に感服しました。横田会長の熱い思い、情熱が伝わってきました。ありがとうございました」(40代・製造業・事務職・男性)

「目標だけを意識して目的を忘れるとしんどい、という話が印象に残りました。目的・ESについてはあまり意識していないことでした。また、何のために働くかも改めて考えさせられました」(20代・メーカー・経理・女性)

「『目的』と『目標』の違いがわかりやすく、普段仕事をしていく上で勘違いしていることに気がつきました。『ESを上げたいとトップが思うこと』という言葉、うちのトップに聞かせたい、もしくは、私がそのトップになるか!!です」(20代・食品流通・女性)