インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2006年6月14日(水)19:00〜
 売れない時代に売るために

●川島 蓉子( かわしま ようこ) 氏
伊藤忠ファッションシステム(株)
事業開発室マーケティングマネジャー

【テーマ】
伊勢丹な人々〜私の売り場をブランドにしたい!〜

【要 旨】

競争の激しい百貨店業界において、飄々と地盤を固めていった老舗デパート「伊勢丹」。安定した高級ブランドテナントの誘致が主流の時代にあって、無名デザイナーたちの商品群で売り場を埋め尽くした「解放区」や、今日のメンズファッションの隆盛をいち早く見越した「メンズ館」の新設など、バブル崩壊後も時代の変化に柔軟に対応し、“勝ち組”として着実に勢力を拡大し続けてきた。当講演では伊藤忠ファッションシステムで消費動向の調査研究を行う同氏に、「伊勢丹」での成功事例を“人”という視点から分析し、他の企業でも当てはまる勝利の法則を探り出していただく。

略 歴 1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。

1984年、伊藤忠ファッションシステム(株)入社。
ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析する会員制クラブ組織「マーケティングアイ」にて、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの会員企業と異業種ネットワークを組み、レポート誌の編集、セミナーの企画運営などを行なう。
Gマーク審査委員、川崎市街づくり委員会委員、札幌市デザインコンペティション審査委員。

日経流通新聞、繊研新聞、朝日新聞、ブレーンなどに定期的に寄稿。
著書に「おしゃれ消費ターゲット」(幻冬舎)、「TOKYO消費トレンド」(PHP)、「描かれたエルダー」(創美社)、「ビームス戦略」(PHP)、「伊勢丹な人々」(日本経済新聞社)、「なぜ、この企業に惹かれるか」(アスコム)、「松下のデザイン戦略」(PHP)などがある。

伊藤忠ファッション  システム(株)
ホームページ
http://www.ifs.co.jp/home.html


●受講生の声(当日のアンケートより)

「川島先生の『お客様の声を聴いてそれを品揃えするという事ではなく、そこからジャンプして提案していく事が大切』という言葉がすごく印象的でした。本当に『志』がないとだめだと思いました」(20代・百貨店・バイヤー職・女性)

「世代間の消費性向というのはファッションだけでなく、車や住宅の提案の中にも組み入れていく事ができるのではないかと思いました」(30代・住宅メーカー・営業・男性)

「世代の特徴・説明がとてもわかり易く、参考になりました」(40代・小売業・女性)

「志のお話がよかったなあと感じると共に、川島先生ご本人の志をどうやって培っておられるのかを伺えばよかったと思いました」(女性)

「身近な実体験やマーケティングをもとに話されるのでわかり易かったです」(30代・GMS(総合スーパー)・商品MD)

「世代別マーケティング論、消費傾向が参考になりました」(50代・流通・男性)