インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2005年6月7日(火)19:00〜 
 あのハービスENTの仕掛け人

小林 幹彦( こばやし みきひこ)
阪神電気鉄道叶シ梅田開発室部長

【テーマ】
ハービスENTのブランド価値創造戦略
 〜「さまざまなシーンの響きあう街」をめざして〜

【要 旨】

2004年11月、大阪・西梅田に複合商業施設「ハービスENT」が開業した。かつて人影もまばらだった同地区は、今や高級ブランド店やホテル、劇場、オフィスが集積する大阪の新都心へと変身した。その一体開発を 20年間にわたり手掛けてきたのが阪神電鉄。「ザ・リッツ・カールトンホテル」のあるハービスOSAKA(第T期)、ラグザ大阪も含め総投資額は 1000億円を超える。西梅田再開発の最終章「ハービスENT」の背景にある洗練された“大人の街”を創出するための考え方や、ブランド価値を高めるための戦略について、プロジェクトの第T期から携わってきた同氏に秘話も交えながらご紹介いただく。
 

講師略歴 1981年 神戸大学工学部建築学科卒業

1983年 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻
(近代建築史、建築意匠論)修了

1983年 阪神電気鉄道株式会社入社

1990年 大阪ダイヤモンド地下街基本計画策定に参画

1992年 建設部西梅田建設事務所長
(ハービスOSAKA、ラグザ大阪の建設担当)

2001年 西梅田開発室部長
(西梅田開発第U期計画事業企画、テナント誘致担当)

2003年 建設部長兼西梅田開発室部長

2004年 ハービスENT(梅田阪神第2ビルディング)竣工    

2005年 現在に至る 

●受講生の声(当日のアンケートより)

「講師の率直なお話がとても印象的でした。」(30代・イベント企画・女性)

「建築という専門能力を持ちながら、それに“心”を加えた小林氏の仕事は非常にすばらしいと思った。できあがって“何となく感じる”ことの裏には、考えぬかれたコンセプトや計画があるんだなと思った。」(40代・流通・女性)

「大変興味深い講話でした。10年以上プロジェクトに関与された方の、現場の生々しい声が聞けて良かったです。」(40代・会社員・男性)

「何故ハービスエントが成功したのか良くわかった。」(30代・事務職・男性)

「複合商業施設のプラン・構想からお話を伺うことができ、“ブランド”以上の、現場に立たれた方ならではのお話、体験、考えた事等が非常に印象的でした。

「新しくできたことは知っていただが、今回の話を聞いてぜひ行ってみたいと思いました。」(男性)