インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2004年10月1日(金)19:00〜
 なぜルイ・ヴィトンのブランドは支持され続けるのか、
 その飛躍とマネジメントの秘訣は?           

●秦 郷次郎(はた きょうじろう)
LVJグループ椛纒\取締役社長

【テーマ】
ルイ・ヴィトンのブランドマネジメント

【要 旨】

1854年に世界初の旅行鞄専門店として創業したルイ・ヴィトンが日本に進出してから26年。今や日本人女性の約4割が同ブランドの商品を持ち、“ブランド”の代名詞となった。その飛躍の秘訣はどこにあるのだろうか。米国ダートマス大学でMBAを取得し、独自のアイデアと経営手法で、一貫して成長を遂げてきたルイ・ヴィトン ジャパンの社長が語る、実学としてのブランド論である。

講師略歴 1961年、慶応義塾大学経済学部卒業後、米国ダートマス大学エイモス・タック・ビジネススクールより経営学修士号(MBA)取得。

1964年ピート・マーウィック・ミッチャルのニューヨーク事務所に入所。

1967年東京事務所に経営コンサルティング部門開設に伴い帰国し、主に、日本に進出する外国企業のコンサルティングを行う。

1976年より仏ルイ・ヴィトン社の日本市場に向けたマーケティング戦略のコンサルティングを開始し、ブランドビジネスに関わることとなる。

1978年 ルイ・ヴィトンの日本、ならびに、アジア太平洋地域代表、

1981年ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社設立に際し、代表取締役社長に就任。

以後、ラグジュアリーブランド、ロエベ、セリーヌ、ベルルッティ、フェンディ、エミリオ・プッチなどを日本で展開するにあたり代表として発展の指揮をとる。

1989年には、ヴーヴ・クリコ シャンパーニュの正規輸入販売を開始し、幅広い普及の礎を築く。   

現在は、LVJグループ株式会社 代表取締役社長として、ルイ・ヴィトン ジャパン、セリーヌ ジャパン、ベルルッティ、セリュックス、エミリオ・プッチのプレジデント&CEOを担うほか、クリスチャン・ディオールの代表取締役会長を兼務。

加えて、ハワイ地域におけるルイ・ヴィトン、セリーヌ、ロエベ、フェンディといったLVMHファッショングループの最高経営責任者も務める。

2001年、フランス共和国よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを叙勲。
 
2003年12月、日本経済新聞社より『私的ブランド論〜ルイ・ヴィトンと
出会って』を出版。

2004年秋、インターナショナル パブリッシング ハウスAssouline(アスリーヌ)社を通じ、翻訳本『LOUIS VUITTON JAPON : L’INVENTION DU LUXE』(仏訳)、『LOUIS VUITTON JAPAN / THE BUILDING OF LUXURY』(英訳)を出版予定。
 
ルイ・ヴィトン
ホームページ
http://www.vuitton.com/

●受講生の声(当日のアンケートより)

「店舗戦略に一貫性があり、LVブランドの広告塔として機能している等、マーケティングの観点から非常に意義深い講演であった。 」(20代・人材育成コンサルティング・男性)

「質疑応答でLVの考え、ブランドの展開、人柄がより深く理解できた。総合力8つの要素はどれも欠けてはならなくて、連動、一体となって展開されている結果がLVJに出ているとわかった。」(30代・製造・男性)

「ルイ・ヴィトンというブランドに大変興味を持ちました。」(20代・ファッション・女性)

「建築に興味があり、ルイ・ヴィトンの新店舗ができるごとに見学に行っております。ブランド内での話が聞け、嬉しく思いました。」(女性)

「社長の魅力が強く感じられた。日本での成功が納得できるようなすばらしい方だと思います。」(40代・IT関連人事・女性)

「大変有意義な時間でした。確立したブランドの強さを随所に感じました。」(30代・製薬事務・女性)